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だれがティンパニをはこぶのか?
And then who carries the timpani?
2024 - ongoing

「だれがティンパニをはこぶのか」​プロジェクト始動にあたって

押し付けられたり、安心したり、誤解されたり、律したり、侵入されたり、甘んじたり、自信をもったり、押しやられたり、居心地がよかったり、不安になったり、楽しんだり、あきらめたり、満喫したり、迷ったり、自分を形づくったり、逃げ出したくなったり。

 

ずっと昔から、脈々と意識的にあるいは無意識のうちに、個人的にも社会的にもあり続けてきた女性「像」とは一体なんなんだろうというモヤモヤがずっと頭の中にありました。社会が表面上は変わりつつある中、この「像」は相変わらず自分の存在を縛っているのか、あるいは肯定的に形作っているのか、よくわからない思いがずっとありました

 

保育園でうさぎの椅子を別の女の子と取り合ったこと、ケガをすると顔じゃなくてよかったねと言われたこと、飲み会で焼き鳥を串から外したこと、仕事を辞める時に「専業主婦になるんですね」と言われたこと、ご飯を用意できないと罪悪感が少しあること、もし男だったらと何度も思うこと

 

とうてい一言では言い切れないであろうものを、それでも、多くの女性たちの個人史を集めていくことで集団として、個として探っていきたいと思い、この作品を作り始めました。

 

作品の立ち上げに、二人の女性が個人史を語ってくれました。彼女たちの物語を展示しながら新しい方との制作を行う企画が「だれがティンパニをはこぶのか」制作室です。

 

 

だれがティンパニをはこぶのか」制作室

2024年11月2日(土)ー11月17日(日)※会期中土日祝祭日のみオープン

13:00-19:00

会場:Green Thanks Supply 東京都墨田区京島3-42-8

​会期中はどなたでも自由に作品をご覧いただけます。

※期間中のプロジェクト参加者募集は終了しました。​

​引き続きご興味ある方は、以下をお読みいただき contact よりお問い合わせください。

  • 18歳以上の性自認が女性(国籍不問 / 日本在住) の方

  • ポートレート(後ろ姿のみ、などご希望に沿います)と個人史が作品に使用されることに同意してくださる方 ※どの部分の個人史から写真を制作するか、内容について、展示場所について、出版物などの掲載については事前に都度ご相談させていただき、双方の同意のもと公開されます。

  • オンラインや対面で個人史の聞き取りを重ね、その後ポートレートの撮影や個人史をヴィジュアル化する上での必要な作業に入ります。​​

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